2006年10月14日 (土)

子供の怪我

子供が階段から落ちて、口の中が切れてしまった。
たいした出血もなく、軽くてほっとしたものの、私に甘えてギャーギャー泣いている。
ずっとずっと泣いている。
私は、長い時間赤ちゃんのように抱っこして、ときどきおでこにキスをしていた。
少しずつ泣き止んで、落ち着いて気持ちよさそうにしている。

私も、こんなふうに育てたら、何て幸せだったんだろう。
私が痛いと泣くと、「落ちれば痛いのはわかってるんだから、見せつけるようにワザと泣くんじゃないのっ!」と怒られたっけ。
母親は、自分が痛いときには私が思いやらないとヒステリックになるくせに、私が身体に異常を訴えると笑っていたっけ。
それが、世間では「先生」と呼ばれる職業の人の奥さんで、世間からはいい家庭だと羨ましがられ、いい家庭を作っていると自慢げな顔をしているのだから、笑ってしまう。
外から見たものと、内から見たものではまったく違うものだなんて、誰も思わないんだろうな。

私が普通の家庭で幸せに育っていたら---
---でも、私が幸せに育ってたとしたら、私は違う人間になっていただろうから、それはもう私じゃないのよね。
だから、もうどうだっていい。

ほんとに、この子は、なんて幸せそうなんだろう。
私も幸せな気分になってきた。

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2006年9月13日 (水)

脱毛の原因 ストレス

円形脱毛症の原因は、はっきりとはわかっていないらしいけれど、まずトリガーになる一因がストレスらしい。

私のストレス---一番大きいのは、やっぱり義父のこと。

夫が地方に赴任している間に私たちは結婚した。
それで、キャッシュカードは手元にあったものの、通帳と印鑑が夫の実家に置いたままになっていたのだけど、それに目をつけた義父がぜ~んぶ使ってしまった。

給与は分割されて振り込まれるので、そのうちの貯蓄分の貯金だった。
毎月、貯蓄用の振込みがあるから、義父からしたら打ち出の小槌みたいだったみたい。
2000万円。ぜ~んぶ使われていた。
もう返せないらしい。
それなのに、会っても知らん顔。
な~んにもしてない顔をしている。
あったまにくる!!
背中から蹴飛ばしてやりたい!

少し使ったところで、私と夫は義父の使い込みに気づいたのだけど、夫は「経営している会社の関係で使ったんだから、もうこれ以上使いようがないから大丈夫」なんて言っていた。
あのね~
会社の関係だけで終わるわけないじゃない。
いったん、たががはずれたら、もう打ち出の小槌はなくちゃいられなくなっちゃうよ。
お金なんて、いいもの食べたり、人におごったり、ゴルフしたり、派手に生活してりゃ、いくらあったってなくなるんだよーって言いたかった。

でも、私だって、義父はそんな人じゃないって、そんなことする親はいないって信じたかった。
甘かったな~
最初から、かっこつけのためなら、息子夫婦のお金なんて使っちゃうだろうって思うべきだったな。
だけど、どうして普通の顔して息子夫婦に会えるんだろう。

あー、甘かった。
そんなこんなで、ストレスが究極のところまで来ていたのよね。
だって、お盆が近いからって東京に行って、また義父に会わなくちゃならないって思ってたから。
まぁ、ハゲた私に驚いて、夫は急遽、東京に私を連れて行くのを止めたから、少しはよかったかも。

でも、暴走した私の自己免疫システムは、簡単には元には戻らなくなっちゃった。
数年前---義父の使い込み前に戻れたらな~
義父のひどい仕打ちを受ける前は、義父に会うのはちっともストレスじゃなかったから。
髪の毛、なくならなかったかもしれないな。

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2006年8月19日 (土)

優しい私に潜む悪魔

いつものように嫌味な言葉の連続。私を馬鹿にした言葉の連続。ついに耐えかねて私は爆発! 母の首に両手を添えて押し倒していた。

そこで、はっと気づいた。な~んだ。夢!? 変な夢を、というか恐ろしい夢を見てしまった。

現実の私は、絶対にそんなことはしない。たぶん、自分を殺しても他人は殺さないだろう。もちろん、自分を殺すこともないだろうけれど。

それにしても、こんな夢を見てしまうなんて、私はそういう人間なんだ---と複雑な気分になってしまった。

「お前なんて、顔も見たくないから向こうに行って」「おばあちゃんに似て気持ちが悪い」「触らないで」「親の私でさえ愛せないんだから、お前なんて一生誰からも愛されないはずだ」

子供の頃、何を言われても、私は反抗をしなかった。いつも一人、部屋のベッドにうずくまって泣いていただけ。毎日毎日、ただ泣いていただけだった。

そんな仕打ちを受けた私なのに、大人になった私は母に優しい。過去の話を蒸し返して意地悪なことを言ったりもしない。何故だろう?

たぶん、それは母があまりにかわいそうに思えるからかもしれない。子供を愛せない母親ほどかわいそうなものはないと思う。そして、子供にした仕打ちを申し訳ないと思っても、人生をやり直すすべはない。一生、愛せないことや自分がした仕打ちを恥じながら、後悔しながら生き、あとは死ぬだけ。そんな人に冷たくなんてできない。

それなのに、そんな気持ちになれる やさしいと思っていた私の見た夢が、母への仕返しの夢だった。私の心の中には、悪魔がいるのかもしれない。ずっとずっと潜んで悪魔が生きていたのかもしれない---

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